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七五ブログ

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はじめまして

名古屋市瑞穂区に在る本屋・七五書店の『七五ブログ』です。

もともと日々の新刊情報などを掲載するために立ち上げたブログですが、現在は情報発信をTwitterやFacebookに移行し、こちらでは時間のある時にフェア情報、そして私・Mのおすすめ作品の紹介などをさせていただいてます。 (Twitter、Facebookは<リンク/お知らせ>からお入りくださいませ。)


主に「小説・ノンフィクション」「コミック」「児童書」に分類しております。
ブログ右手(PC版では)のカテゴリ欄もどうぞご活用くださいませ。

場合によっては既にフェアが終了している場合や、店頭在庫がない場合もございます。
ご了承くださいませ。
(2016年7月)

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# by 75bs | 2017-12-31 23:59 | はじめまして | Trackback | Comments(0)

『サチのお寺ごはん』

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『サチのお寺ごはん』 2巻既刊 以下続刊予定
かねもりあやみ・著 久住昌之・原案協力 青江覚峰・監修 / 秋田書店
秋田レディースコミックDX 各619円+税
名前のとおり、いちいち不運な臼井幸。ある日、いつものコンビニごはんを買っていたら、坊主3人組につかまって…!?
テレビ、雑誌にひっぱりだこの料理僧・青江覚峰がレシピ提供。美味しくて簡単な精進料理が満載!!
[出版社Website 1巻作品紹介より]

お寺ごはんといえば「精進料理」
イメージ的には肉っ気ナシ野菜だらけの味気ないメニューを想像される方もいらっしゃる思います。
私もそう思っていた時期があります。

食生活が乱れていた主人公・幸ちゃんがひょんなことで出会ったお坊さまたちもなかなか個性的。
彼らが旬の食材を使い、何気なく手間暇をかけて作り出すメニューの数々は、案外しっかりと食べ応えがありそうなものもあって興味深いです。それぞれの季節に合った食べ物は身体にも良いですしね。

出汁(ダシ)って、いろんなものから取ることができるんですよ。
(あ、ご存知でしたか・・・失礼いたしました。)

現在(2016年8月)Eleganceイブで連載中です。

試し読みは → コチラ

 (M)
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# by 75bs | 2016-08-09 12:19 | 【おすすめ/コミック】 | Trackback | Comments(0)
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『ロボット・イン・ザ・ガーデン』
デボラ・インストール・著 松原洋子・訳 / 小学館 小学館文庫 850円+税
2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、抱きしめたいほどかわいくて切ない友情物語!
 AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に従事するアンドロイドが日々モデルチェンジする、近未来のイギリス南部の村。法廷弁護士としてバリバリ働く妻エイミーとは対照的に、仕事も家事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす34歳のベン。エイミーはそんな夫に苛立ち、夫婦はもはや崩壊寸前。
 ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけのロボットのタングを見つける。「四角い胴体に四角い頭」という、あまりにもレトロな風体のタング。けれど巷に溢れるアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、彼を直してやるため、作り主を探そうとアメリカに向かう。そこから、中年ダメ男と時代遅れのロボットの珍道中が始まった……。
 「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にしている、抱きしめたいほど切ない物語。
[出版社Website 作品紹介より]

PepperやROBIなどの会話ができるロボットや、i-pohneの音声認識コミュニケーションアプリsiriなど、現代でもより身近になりつつある人工知能。お話の中ではもう少し進化しているはずなのですが、主人公と偶然出会った「タング」は、本当にポンコツというか小さな子供みたいで、イメージするアンドロイドとは程遠いし、主人公・ベンも30余年もの人生を重ねてきたとは思えないほどのダメンズ(ダメ男)っぷり。

あぁ、もぅッッ・・・と言いたくなるほどの「二人」の珍道中ですが、見守るような気持ちで一場面ずつ進んでいくと芽生えてくる「何か」が心に残っていきます。

絵本作家・酒井駒子さんのカバー画はイメージにピッタリで、自分も英国風の庭で彼と出会ってみたい衝動に駆られましたし、「映画化したい一冊」まさにその通りでもありました。

できることならずっと読んでいたい、そう思えた物語です。

試し読みは → コチラ

 (M)
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# by 75bs | 2016-08-02 12:44 | 【おすすめ/小説等】 | Trackback | Comments(0)

『ずうのめ人形』

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澤村 伊智・著 / KADOKAWA 1650円+税
今度の怪異はあなたの手の中に――嗤い声が聞こえたら、もう逃げられない。

オカルト雑誌で働く藤間は、同僚から都市伝説にまつわる原稿を託される。それは一週間前に不審死を遂げたライターが遺したものらしい。原稿を読み進め「ずうのめ人形」という都市伝説に触れた時――怪異が、始まる。
[出版社Website 作品紹介より]

夏です。こちらはとても暑いです。
特に名古屋は夏はでら暑くて、冬はでら寒いんです。
(「でら」は、名古屋弁で「とても」「ものすごく」という意味です。「どえらい」「どえりゃあ」とも言われています。いきなりの名古屋弁講座、すみません。)

こうも暑いと、やっぱり納涼ということで怪談話はもってこいですよね。

え? ダメ? 苦手ですか、怖いのは。
あぁ、そのお気持ちはよくわかります、私も苦手なんです。 

なのに、なのに・・・どうしてもホラー作品の表紙には妖艶さを感じて、ついつい見入ってしまうんですよね・・・。 (・・・あれ? 私、もしかして本当は大好物かもしれないです、ホラー作品。苦手だと思い込もうと、いえ、そう思い込みたいだけなのかも・・・^^;)

この作品は 第22回日本ホラー小説大賞受賞作『ぼぎわんが、来る』(2015年10月発売)の著者・澤村氏の2作目にあたります。

作品紹介にも「今度の怪異は・・・」とあるように、デビュー作に引き続きのホラー作品。
『ぼぎわん、・・・』をお読みになって「うわぁ・・・」とゾクゾクされた方はもちろん、未読の方も怪異の世界へドップリといざなわれる読み応えのある物語となっております。(前作と少し関連があったりして・・・。)

もうめっちゃ怖いです。けれども読み出したら先に進まずにはいられませんでした。

普段の生活の中に溶け込んでいるなんの気もないことの、ちょっと視点を変えることによって見えてくる異変は、実はとてつもない、けれどもまぎれもない事実なのか。

人の闇深さは底知れないものなのかも・・・。
読み終わった後、背筋がゾクリとしました。

・・・ネタバレは基本的にしないように作品紹介をしているつもりなのですが、今回は一言。
皆さまもどうか隙間にはご注意くださいませ。 (読んでいただくとわかります。^^)

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-29 12:42 | 【おすすめ/小説等】 | Trackback | Comments(0)

『おはよう、いばら姫』

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『おはよう、いばら姫』 既刊4巻 以下続刊予定
森野 萌・著 / 講談社 KCデザート 
「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家でワケあって家政夫バイト中の高校生・美郷 哲。
ある日、本邸の離れで暮らす謎の少女・空澤志津と出会い、どこか寂しげな笑顔に惹かれていく哲だが、再び会った時の彼女は別人のように様子が豹変していて……?
[出版社Website 作品紹介より]

哲くんは、本当にどこにでもいる高校生なのですが家事労働スペックもとても高くて気のいい男子で、志津ちゃんは不思議ちゃんっぽいと言うか天然というか、何か影を抱えていて、実は既刊分でその謎は解き明かされつつあります。

素直でピュアな二人が、今あるお互いの場所から周りの人との関わりあいも含め一歩ずつ成長していく様には、まだまだ波乱?もありそうな展開も含めて新刊が出るたびにドキドキさせられてます。

志津ちゃんの抱える謎。
是非のぞいてみてください


試し読みは → コチラ

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-27 12:08 | 【おすすめ/コミック】 | Trackback | Comments(0)

『贄姫と獣の王』

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『贄姫と獣の王』1巻 (以下続刊予定)
友藤 結・著 / 白泉社 花とゆめコミックス 429円+税
瘴気漂う禁忌の地・・・そこはかつて人を喰らい支配した異形の眷属を、恐怖をもって彼らを総べる王がいた。

魔族の王に99番目の生贄として捧げられた少女・サリフィ。
少女は王を恐れず、供儀の夜を待つ。

名を持たぬ王の真実を知った時、伝説が始まる――――。
[一巻作品紹介より]

こちらの作品モフモフが系大好物な方には特におすすめかと思います。
ところどころでホワっと・・・。

地球上の生物って人間だけではないですね。
でも普段は、つい意識せずに過ごしてしてるかと思います。

残虐に思える生物も立場・見方の角度を変えると違う側面が見えてきて、人の残酷さが浮き彫りになったり。

なぁ~んて難しそうに言ってみましたが、眷属たちとのドタバタなど、可愛らしい中にも見え隠れする問題提起を心に留めながら、、王とサリフィの関係の行く末をニマニマと楽しみな異種ロマンスです。

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-20 12:58 | 【おすすめ/コミック】 | Trackback | Comments(0)
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『ショートショート千夜一夜』
田丸雅智・著 / 小学館 1300円+税
あっと驚く希代未聞のショートショート小説
「王様のブランチ」で紹介された『家族スクランブル』がたちまち重版、さらには「海酒」が又吉直樹主演で映画化されるなど、今最も注目されているショートショート作家。今回刊行される『ショートショート千夜一夜』でも、多魔坂神社の祭りを舞台に珠玉のショートストーリーを紡ぎ出す。
<<内容>>
欲しいと念じたものが出てくるヒモくじ屋、そこに現れたゴロツキどもが引いたヒモの先には……?(「ヒモくじ屋」)、夜店ですくった人魚がどんどん成長して(「人魚すくい」)、モデルにスカウトされたエリカが行方不明に(「ラムネーゼ」)、降り注ぐ優しい雨を、自分のものにする方法(「雨ドーム」)他、全20編。
読み出したら止まらない! たった5分であなたを魅惑と幻想の世界へと誘います。
[出版社Website 作品紹介より]

さて、昨日に引き続き田丸氏の作品をご紹介したいと思います。
この夏、お祭りに出かけるご予定はありますか?

お祭りの日って、なんだかワクワクするとともにいつもと違うその場の雰囲気にザワつく気持ちにもなりませんか、神社に屋台が連なるような会場では特に。

この作品はそんな独特でちょっぴり複雑な情景をも見事に表していると感じました。

ショートショートの書き方講座も開いていらっしゃるその手腕で子どもにもわかりやすい、けれども大人にとっても遜色のない幅広い読者層に響くのではないかと思う素敵な物語を繰り広げてくださっているので、多魔坂神社のお祭りに行ってみたくなるかもしれません。

いえ、きっと たぶん、読み終えるころには自分もそのお祭りの中にいるかも・・・。( *´艸`)

どうか楽しく不思議でちょっぴり怪しい夏のひとときを味わっていただけますように。 


昨日、ご紹介した『夢巻』の記事は → コチラ

参加させていただいたショートショート書き方講座の様子の記事は → コチラ


実は・・・帯コメントに採用していただいております。
よかったら探してみてください。(*´ω`*)テレ
(M) 
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# by 75bs | 2016-07-15 12:47 |   著者別/田丸雅智 | Trackback | Comments(0)

『夢巻』

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『夢巻』
田丸雅智・著 / 双葉社 双葉文庫 602円+税
古い友人につれられて入ったのは、一軒のシガーバー。店員に渡された葉巻を口にすると、子どもの頃の光景が脳裏によみがえった。この不思議な葉巻を、友人は「夢巻」というのだが――。(表題作) ピース・又吉直樹氏が絶賛した新世代ショートショート作家の大注目デビュー作。一話5分で楽しめる、夢と驚きに満ちた世界がここに!
[出版社Website作品紹介より]

春先に田丸氏の「ショートショート書き方講座&サイン会」に参加させていただいて以来、久しぶりにショートショート読書熱も帯びていたところ、デビュー作のこちらが文庫化されました。

1話5分程度て読み切れる短い物語の中には、「怒」はありませんが「喜」「哀」「楽」が溢れていて、楽しいながらもちょっぴり切ない気持ちで心が満たされていくことと思います。

読み進めると、書き方講座で教わったことが「なるほど、あの創り方はこれのことかも!!」と一つ一つが腑に落ちていき、デビュー時にこれだけの作品を描き切っていらっしゃる田丸さんはやっぱり素晴らしい作家さんだ! と改めて思いました。

暑さで寝苦しい夜、心を落ち着かせるためにショートショート作品を読むのもアリかもしれません。

今月は、もう一冊新刊が発売される田丸氏。そちらは明日にでも改めてご紹介させていただきたいと思います。

 
ショートショート書き方講座の様子を書いた記事は → コチラから

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-14 12:20 |   著者別/田丸雅智 | Trackback | Comments(0)

『はるはなのみの』

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『はるはなのみの』
河井英槻・著 / 集英社 愛蔵版コミックス 650円+税
かつての憧れ男子が今は同じ職場の同僚。
ふたりの距離は近くて遠い…。
高校時代に片思いしていた相手・殿村周と赴任先の小学校で再会した四宮十和子。
彼の優しさに触れて、再び好きになるが……。
[出版社Website作品紹介より]

月9やら、水10やらの恋愛系ドラマを見てキャアキャアしている家人を横目に、すっかり「ピュアな気持ち」がすり減っていると感じるワタクシの目と心が奪われたのがコチラの漫画。

掲載画像ではおわかりにくいかと思いますが、表紙はもとより本編も美麗で、十和子はもちろん、周の一挙手一投足からあふれ出るかのような想いが表情豊かに描かれています。

ストーリーの構成・人物相関なども秀逸です。

学生のころ淡い恋心を抱いていた相手に、社会へ出て再会したら・・・皆さんだったらどんな展開になるでしょう?

春は名のみの・・・早春賦の歌詞冒頭ですね。
二人の関係が、周りの人たちとのかかわりあいの中でどう進んでいくのか、ワクワクドキドキしながら続きを待ってます。

ただいま月間YOUで連載中です。

試し読みは → コチラ

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-13 11:54 | 【おすすめ/コミック】 | Trackback | Comments(0)

『独立記念日』

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『独立記念日』
原田マハ・著 / PHP研究所 PHP文芸文庫 762円+税
恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。
さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。
 寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。
 顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。
 『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)
[出版社WEbsite作品紹介より]

毎日、日々をどう暮らしていますか?
何気なく、何にも考えてなさそうでも、きっと無意識のうちにも自身の何かについてを一瞬一瞬悩みながら決心しているのではないでしょうか?

ふさぎ切ってしまい、思わず生きていてもしょうがないと思うときもあるでしょう。
自由になりたい。しあわせになりたいって。

こちらは、そんな想いをふっと抱えてしまった老若な女性と周りの人たちを描いています。
 
迷ったり悩んだりすることは、考えてみると「生きている」からこその醍醐味、なんですよね。

自分を取り巻く世界の中で、たとえどん底に陥ったとしても、目線を、気の持ちようを少し変えられるきっかけがあれば、すくんでいた足もまた一歩を踏み出すための勇気がだせるかもしれない。
だけどみんな勇気を振り絞るまでには、本当に紆余曲折があって・・・。それでもこの物語の中に出てくるひとたちみたいにほんの小さな一歩でも踏み出すことができたなら人としても素敵だなあって感じました。

本文中に、武者小路実篤氏の一編の詩が出てくるのですが、もしかしたらその言葉の持つ意味が、この作品の根底に流れるテーマなのかもしれません。

読み進めているとあれ?この女性(ひと)って前のお話にもいたような?と・・・。
実はオムニバス形式となっております。^^

救われた想いを持つ人から見た恩人も、実は癒され救われているかもしれません。
何の役にも立って居ないように思えたちっぽけな自分のほんの些細な行動も、どこかで誰かの気持ちを救い上げていることもあるかもしれないです。

そう思えたら、自分のことも今までよりも少しだけ自信をもって「好き」って言ってあげられるのではないでしょうか。
読み終えたとき、ちらっとでも前向きになれる、そんな作品です。

実はこの作品、私が尊敬している男性書店員さんから薦められたものなのです。
なので、女性のみならず、是非多くの人たちに読んでいただけたらいいなと思います。


  (M)
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# by 75bs | 2016-07-11 12:42 | 【おすすめ/小説等】 | Trackback | Comments(0)

『殺生伝』

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『殺生伝〈一〉 漆黒の鼓動』
『殺生伝〈二〉 蒼天の闘い』

神永 学・著 / 幻冬舎 幻冬舎文庫 各650円+税
時は戦国。甲斐の武田が大軍を引き連れて志賀城を攻めた。狙いは、九尾の狐の怨念が宿った殺生石。志賀城の姫・咲弥は、殺生石を守るために城を抜け出すが、山賊に襲われて、谷底に転落してしまう。そんな彼女を助けたのが、山奥に住む一吾という少年だった。妖魔の追手が迫る中、ついに闘いの火蓋が切られる――王道エンタメ、開幕!!
[出版社Website1巻作品紹介より]

『心霊探偵八雲』『怪盗探偵山猫』シリーズの著者として知られる神永学さんの新シリーズ『殺生伝』が
文庫化されました。
(単行本では『殺生伝 疾風の少年』とのサブタイトルが付いていましたが、文庫化にあたり改題されております。)

個人的に日本史の中でも室町時代から江戸初期にかけての戦国時代は大変興味深く思っているのですが、それに加えてこちらの作品は「九尾の狐」やら「殺生石」やら妖系も含んでいるうえ、神永さんのスピード感あふれる筆致も相まって、ワクワクドキドクしながら二冊ともあっという間に読み終えてしまいました。

『心霊探偵八雲』の美麗な装画を担当されているクリエイター・鈴木康士氏がこちらの作品も手掛けていらっしゃるので、脳内でアニメーション化もしてしまう勢いです。

咲弥の運命は、一吾の正体は・・・。

三巻が待ち遠しいです。

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-07 12:20 | 【おすすめ/小説等】 | Trackback | Comments(0)
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『道然寺さんの双子探偵』
岡崎琢磨・著 / 朝日新聞出版 朝日文庫 620円+税
福岡県の夕筑市にある寺院・道然寺には、中学2年生の双子が住んでいる。「寺の隣に鬼が住む」が信条のレンと、「仏千人神千人」が主義のラン。性格が正反対の双子たちは、それぞれの論理で事件の謎を解決しようと試みるのだが……。
[出版社Website作品紹介より]

京都を舞台にした『珈琲店タレーランの事件簿』の著者・岡崎さんの新作です。

作品紹介にも書かれていますが、今度の舞台は岡崎さんの故郷でもある九州、そしてお寺で繰り広げられる一見たわいもない行事に紛れ込む謎を、見事なほどに正反対な性格の双子中学生・レンとランが解き明かそうと試みます。

性格さながら導き出す答えもそれぞれ正反対。かといってどちらが間違いでと言い切るのではなく、人の心の機微の複雑さから起こる物事のとらえ方は、決して一つだけの解答で断言できるものではないということなど、現代社会に潜む問題もさりげなく盛り込みつつ、岡崎さんの紡ぎだす読みやすくてわかりやすい文章で描かれているので、10代の方たちにも違和感なく心に留め置けるのではないかと思います。
(実は知り合いの10代の子からも「新作が出たら教えてくださ~い!」とお願いされてたりします。)

4編のお話で構成されていますが、これだけで双子をはじめとする登場人物の皆さんに会えなくなるのはちょっと寂しいので、できることならシリーズ化していただきたいなと密かに思ってます。

 (M)
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# by 75bs | 2016-07-01 13:02 |   著者別/岡崎琢磨 | Trackback | Comments(0)

『記憶の渚にて』

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『記憶の渚にて』
白石一文・著 / KADOKAWA 1700円+税
世界的ベストセラー作家の兄の不審死と遺された謎だらけの随筆。記憶とは食い違う原稿の真実が明かされるとき、“世界”は大きく揺らぎはじめる――。
あなたの記憶は、あなただけのものですか? 記念碑的エンタメ巨篇!
直木賞作家、全身全霊の900枚。
[出版社Website作品紹介より]

表紙の桜の大木も印象的なこちらの作品は、Twitterで作品連載を試みたりと常に新しい挑戦をされている白石さんの描かれる「記憶」をテーマに、世代を継ぐ大胆な発想で壮大な物語です。

皆さんは、今の自分の記憶はだいたいどのくらいの頃から残っているでしょうか?
赤ちゃんの頃、だいたい5,6歳くらい、胎内でのもの、もしや前世の記憶を保有されている方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも「記憶」っていったいなんでしょう。
同じ出来事でも自分が覚えているのと他の人が覚えているものでは多少のズレがあったりしませんか?

普段からきっと誰もが漠然と感じている「記憶」というものについて、哲学的にちょっと難しく考えるのではなく、読みんでいるうちに知らず知らず自分の生きざまは親(過去)から子(未来)へと受け継がれていく「何か」について考えさせてもらえるお話ではないかと感じました。

白石さんご自身にもお兄さまがいらっしゃるとか(双子さんだそうですね)、フィクションとはいえそういうつながりなども踏まえて読み進めてみるのも一興かもしれません。

そして、最後の最後で「え!?」と・・・・。(ウフフ

明日(2016年6月30日)の搬入発売です!

(M)
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# by 75bs | 2016-06-29 13:03 | 【おすすめ/小説等】 | Trackback | Comments(0)
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『晴読雨読(はれどく) 14号』の配布が始まりました!
今回のテーマは「スポーツ・オリンピック」です。

当店では初回印刷分10部のみオールカラーで配布させていただきます。


今まで公式ブログでご紹介していた「はれどくバックナンバー」「配布店情報は」
Facebookに移行いたしますので、そちらも併せてご参照くださいませ。

晴読雨読Facebookページは → コチラからお入りいただけます。




全国の配布店情報は以下となります。
ご参照くださいませ。 ^^
=愛知県内=
西春日井郡豊山町  紀伊國屋書店 名古屋空港店
 
豊橋市        精文館書店 豊橋本店 (部数限定)

名古屋市中川区   精文館書店 中島新町店
名古屋市中区    ジュンク堂書店 ロフト名古屋店
名古屋市瑞穂区   七五書店(当店)

=他地域=
北海道札幌市    文教堂 北野店
北海道札幌市    ヤマダ電機テックランド 札幌本店

青森県八戸市    成田本店 みなと高台店

山形県東田川郡  戸田書店 三川店

新潟県新潟市    本の店英進堂
新潟県新潟市    EISHINDO BOOKS
新潟県新潟市    知遊堂亀貝店

栃木県小山市    進駸堂 中久喜本店

千葉県松戸市    堀江良文堂書店 松戸店
千葉県千葉市    蔦屋書店 イオンモール幕張新都心店

東京都豊島区    三省堂書店 池袋本店
東京都品川区    BOOKPORT大崎ブライトタワー店

神奈川県平塚市  サクラ書店 平塚ラスカ店(駅ビル店)
神奈川県横浜市  紀伊國屋書店 横浜みなとみらい店

神奈川県横浜市  BOOKPORT鶴見店
神奈川県横浜市  BOOKPORT緑園店
神奈川県川崎市  BOOKPORT栗平店
神奈川県川崎市  BOOKPORT中野島店
神奈川県大和市  BOOKPORT大和店

静岡県静岡市   未来屋書店 清水店
静岡県静岡市   戸田書店 静岡本店
静岡県掛川市   戸田書店 掛川西郷店
静岡県三島市   長倉書店 サントムーン店
静岡県伊豆市   長倉書店 修繕寺店


三重県名張市   ブックスアルデ 近鉄店

富山県高岡市   文苑堂書店 福田本店

広島県呉市    啓文社 ゆめタウン呉店
広島県福山市   啓文社 BOOKS PLUS緑町店
広島県広島市    フタバ図書 GIGA上安店

福岡県福岡市   ブックセンターほんだ
大分県大分市   明林堂書店 大分本店
熊本県阿蘇村   ひなた文庫
熊本県菊陽町   菊陽町立図書館

沖縄県豊見城市  戸田書店 豊見城店


 (M)
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# by 75bs | 2016-06-07 11:34 | 『晴読雨読』情報 | Trackback | Comments(0)
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『活版印刷三日月堂 星たちの栞』
ほしお さなえ・著 / ポプラ社 ポプラ文庫 680円+税
彼女は静かに活字を拾う。
誰かが落とした、
想いの欠片とともに――

川越小さな印刷所で、ミステリアスな店主が刷り上げるのは、伝えられなかった「言葉」。

文字の跡が心に残る、優しさが詰まった感動作。
[出版社Website 作品紹介より]

活版印刷ってご存知ですか?

「わぁ、なつかしい」
「え? なにそれ?」
との声に分かれるかと思いますが

「活字」 (活版印刷という狭義では、木や金属に彫った文字や図形のことを指します。そうですね、一文字の判子を思い浮かべていただけたらと思います。) を並べて活版という版を作って印刷することなんですが、今ではパソコンなどでわりと簡単にデータを入力してプリントまでできるのでほとんど見かけなくなってしまった印刷技術です。
新聞や本も、ちょっと前まではこんな印刷の仕方をされてました。

一字一字を探して、綺麗に組み込み、一枚の版型に仕上げて印刷をする作業は、技術もとても要する大変なお仕事だと思います。

子どもの頃に街で見かけた印刷屋さんが、グレーっぽいイメージなのは、壁一面に積み上げられた活版印刷用の活字の壁のせいだったのかもしれません。

そんな一時は廃れてしまうのではないかと思われた技術も、最近ではまた見直され始めているようで、自宅でもできる手ごろなサイズの印刷機もあるようです。

機械で打ち込み印刷したものよりも、少し凸凹感があったりして(技術的に言うと本当は凸凹があってはいけないみたいですが)、今は味わい深い印刷物に見受けられます。

名刺やレターセットなどを作ってみたくなりそうですよね。
実は作品を読んでいて、近所に三日月堂があるのなら、ぜひとも自分用の文具を印刷していただきたいと思いましたよ。

日々の生活で精いっぱいで気づいていないだけだったりして、生きていれば大なり小なり悩みや苦しみを抱えていない人なんていないですよね、

店主の他界などで閉められていた印刷所に灯った光に惹き寄せられた人たちが、壁一面、活字に埋まった懐かしさすら感じる空間で、一文字一文字丁寧に見つけ出し紡ぐことによって、自身と身近な大切な人を想い、感じていく様子から、日常的な「言葉」の大切さ、愛おしさなどを再見していただける物語かと思います。


 (M)
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# by 75bs | 2016-06-01 12:25 | 【おすすめ/小説等】 | Trackback | Comments(0)

平日午前中勤務のMです。     おすすめ本・『晴読雨読』   フェア情報などをお届けしています。


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